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Japan Product Manager Conferenceから感じ取った、プロダクトマネージャー19の職責と11の心構え

pmconf.jp

全体的な所感

今回参加したJapan Product Manager Conferenceは、プロダクトマネージャーという言葉が表すものはなんであるのか?という問いかけに尽きるなと思いました。

実務経験から得た知見や結果の考察、思考法やフレームワークをどのように取り入れているか、理想とする姿と現場としての課題感。様々な観点でのセッションがあった中で、会全体を通してプロダクトマネージャーの職責を言語化する、心構えを共有するという熱意みたいなものを感じ取れたからです。

以上の様な全体的な所感を前置きとしつつ、僕が感じ取ったプロダクトマネージャーの職責と心構えを整理します。さらにプロダクトマネージメントというものに対して、二日間何を考えたのかという構成で話をしたいと思います。

僕は前提としてプロダクトマネージメントというものは、事業領域や構成メンバー等によって独自文化を持つものである。それ踏まえて抽象化できるものや、一般論として話せるものもあるという考えを持っています。なので今回は、事業領域等を超えて一般化できることと感じたものを整理します。

プロダクトマネージャーの職責

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課題探索

  • プロダクトに懐疑的であり続けることが職責である
  • プロダクトが解決する本質を探索することが職責である
  • プロダクトの課題設定をすることが職責である

戦略立案

  • プロダクトの理想像を言語化するのが職責である
  • プロダクトの定性的な目的設定をすることが職責である
  • プロダクトの定量的なゴール設定をすることが職責である
  • プロダクトの成果を出すことが職責である
  • プロダクトの好意・認知・配荷を向上をさせることが職責である
  • プロダクトのリスク・阻害要因を取り除くことが職責である

構造化

  • プロダクトの課題・目的・ゴール設定を理解・実行できる単位に細分化することが職責である
  • プロダクトタスクの優先度付けすることが職責である
  • プロダクトタスクを継続実施するための必要情報全てを整理することが職責である
  • プロダクトの成果を理解できる単位に分解・翻訳することが職責である

組織作り

  • チームメンバーの特性を理解することが職責である
  • チームメンバーの課題や経験を引き出し、チームとして循環・還元させることが職責である
  • チームメンバーのオーナーシップを支援するのが職責である
  • エンジニア、セールス、マーケティング、デザイン、サポート、あらゆる部門と健全なコミュニケーションをとることが職責である

成果分析

  • プロダクトが課題を解決できているかを分析するのが職責である
  • プロダクトの成功/失敗を判断することが職責である

プロダクトマネージャーの心構え

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  • 権限ではなく戦略やビジョンを振りかざすべきである
  • 自分やチームにゆとりをもたらす仕組みを整備すべきである
  • 考えを徹底的に言語化して伝えるべきである
  • 建設的な議論や問いかけをするための言葉を選んで使うべきである
  • コミュニケーションのハブであろうとすべきである
  • 公平性があるプロダクトより愛されるプロダクトを考えるべきである
  • 面倒なことほど取り組むべき課題だと考えるべきである
  • ルーチンワークは仕組みに置き換えれないかを考えるべきである
  • 追加開発は、追加スケジュールとセットになるものだと考えるべきである
  • エンジニア目線とユーザ目線は、対立するものではなく補完し合うものだと捉えるべきである
  • 世界を見据えたプロダクトを考えるべきである

プロダクトマネージメントというものと二日間向き合って

カンファレンスの内容は、とても刺激をもらえ影響を受けるものが多かったです。

また開催期間中の伊藤直也さん言葉にとても考えさせられました。

改めて、プロダクトマネージャーに担ってほしいことはなんでしょうか?

思想家でしょうか?戦略家でしょうか?評論家でしょうか?プロダクトに関わる全てでしょうか? 僕はプロダクトを通して責任を負っていく役割だと考えるようになりました。 責任を負う過程というのは、人に足りないものを埋める動きをさせ、把握する範囲が広がっていき、思慮深くある必然性をもたらすのだろうと感じています。

加えて、数多ある職責の中でも個人的には物事を構造化できるスキルや経験値が重要視されると考えるようになりました。 難しい課題や大きな目標に対して、自分達が理解・実行可能な単位に分解できるかどうかが日々の成果に影響する。
売り上げ目標1億に対する成果10万をいかにして生むのか、予実をとれる単位が細かいほど大きな目標の予測値信頼度があがる。
大きな目標を達成するべくして達成することが、プロダクトマネージャーの責任を果たすと言うことなのかもしれない。
といったことが二日間を通して自分の中に残りました。

最後に少し話を変えて本を読む行為というものを考えてみます。本を読み続けていると書籍毎に点で理解してきたことに対して、一気につながって物事の流れや構造体をぐっとイメージできる瞬間があります。
経験される方も多い感覚かもしれません、あっこれは別の書籍でも近しい内容に触れたことがあるぞ共通解なのかな?だとするとあっちの矛盾はこっちで解決になるのかもしれない。のような体験です。

本質を探る行為というのは、例にあげた本で体験できる様な感覚。多角的な視点を用いて、もやもやしていた物事の構造体をイメージできるようにする行為であると考えています。

責任を負い、思慮深くなり、把握する範囲が広がる。副次的に物事を多角的な捉えかたをできるようになり、結果として構造体をより深く理解・説明をできるようになる。この流れをイメージできたことが、僕の中で一番の収穫でした。

運営の皆様、登壇者の皆様、会場でお話しをさせてもらった皆様、ありがとうございました。